曹洞宗 龍谷山 東雲寺

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梵鐘

 東雲寺の梵鐘は、延享2年(1745年)に成瀬の檀家の皆さん144名のご寄付で鋳造されて以来、260年以上の間、「諸行無常」の音を響かせ、「時」を知らせて来ました。

 現在、毎日夕方の5時30分(10月〜2月の間は4時30分)についています。

 大晦日の夜から元日にかけては除夜の鐘で108回ついていましたが、近年は列んで待っていて下さる1000人以上の皆さん方に鐘をついていただいています。

 ところでこの梵鐘は、不思議な「運命」をたどっています。世界第二次大戦中の1943年(昭和18年)3月に「供出」され、梵鐘はもう少しで鋳潰されて、武器銃弾などに作り変えられるところでした。しかし、その寸前に「敗戦」を迎えたのです。戦後、兵庫県内の道ばたに転がっている梵鐘を見た方が、「武州多摩郡成瀬村東雲寺」という銘を手がかりにお手紙を下さり、そのご連絡がきっかけで、1947年(昭和22年)4月、4年ぶりに東雲寺に無事帰って来ました。梵鐘の帰還を祝う慶讃法要や記念演芸会がたいへんにぎやかに行われたそうです。

 梵鐘は、世界の平和や人びとの幸福を願う仏教の教えのもとに作られるものです。それが武器や銃弾にされそうになったという、まことに残念な歴史を、私たちは忘れてはならないと思っています。